WordPressの本文中に、LaTeXの数式を挿入したかったので導入したプラグインに関してのメモです。
今回導入したプラグインは「WP QuickLaTeX」。
導入時バージョン : 3.8.0
通常と同様、プラグインから検索で追加可能です。有効化をするだけですぐに、以下のような記述が変換されます。
[latex]と[/latex]で
\[ y=\sin(t) \]
を囲むだけで、以下のように変換されます。
数式番号も対応されており、
\begin{equation} y=\cos(t) \label{eq:test} \end{equation}
は、文中で式(\ref{eq:test})とすれば、式(1)のように番号が振られます。
(1)
ただし、eqnarrayの数式の式番号は1つになってしまうようです(バグ?)。
\begin{eqnarray} F(\omega) &=& \int_{-\infty}^\infty f(t)e^{-j\omega t} dt \label{eq:eq1} \\ f(t) &=& \frac{1}{2\pi} \int_{-\infty}^\infty F(\omega)e^{j\omega t} d\omega \label{eq:eq2} \end{eqnarray}
(2)
その他、有名なプラグインとして「LaTeX for WordPress」があります。[latex]と[/latex]が無くても変換されるというメリットがある反面、以下のような点がデメリットだと思います。
(バージョン 3.4.10 時点では簡易的なエスケープ記法は見当たりませんでした)
- SyntaxHighlighter Evolved などと一部競合
- 正規表現など、一般的な記述も LaTeX 文書として置換されてしまう
なので、総合して「WP QuickLaTeX」を使うことにしました。
- 参考にしたサイト
- WP QuickLaTeX
- LaTeX for WordPress